日本SPR工法協会 九州支部
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工法概要 SPR

method SPR

SPR工法は

既設管の内側に硬質塩化ビニル製プロファイルの更生管を製管し、既設管と更生管の間隙に特殊裏込め材を充填。古くなった管きょを既設管・更生管・裏込め材が一体となった強固な複合管として蘇らせます。

特長

  • 1

    道路を掘り起こすことなく施工できます

    機材は全てマンホールから管路内に入れるため、道路を掘り起こすことなく、施工できます。非開削のため土砂などの廃棄物の発生がありません。

  • 2

    どんな断面形状でも対応できます。

    円形、矩形、馬蹄形をはじめあらゆる断面形状に対応します。

  • 3

    通水しながら施工が可能です。

    下水を流しながら施工可能なため、本管内の仮排水は不要です。

  • 4

    自走式なら長距離施工、曲線施工が可能です。

  • 5

    管路施設の耐震化が可能です。

    避難施設と処理場間の管きょや国道など重要道路下、軌道下などの管きょ施設の耐震対策として最適です。

  • 6

    製管途中でも作業の中断が可能です。

    急な集中豪雨時などでも作業を中断することができます。
    また、プロファイルの接続により作業を再開できます。

基本仕様

用途 下水道、農業用水、工業用水、排水樋管などの更生
目的 強度復元、止水、掃流性の向上、耐食性の向上、木の根侵入防止、
管きょ勾配の設定(更生管φ800㎜以上)、耐震性の向上
適用管径(既設管) 円形:φ250~5,000㎜
非円形:短辺900㎜~長辺6,000㎜
矩形きょ、馬蹄きょなどあらゆる断面形状にも適用可能
曲がり 最大曲率半径5D
5D超は別途処理により施工可能
最大施工延長 60~500m(管径による)
製管時環境 水を流下させながら製管可能。水位は管径の30%程度かつ60㎝以下。
流速1.0m/s以下
耐震性能 レベル1地震動において設計流下能力を確保
レベル2地震動において流下機能を確保
建設技術審査証明書 (財)下水道新技術推進機構の建設技術審査証明書を取得しています。

施工手順

1.製管

製管方法には元押式と自走式があります。

プロファイル

硬質塩化ビニル製プロファイルは、製管機により両端がロックされ、強固な更生管を形成します。

管更生材初!!認定工場制度適用!

硬質塩化ビニル製プロファイルは、製管機により両端がロックされ、強固な更生管を形成します。

2.浮上防止工・支保工

更生管径730mm以上は更生管内に支保材を設置し、浮上防止及び更生管の変形防止を行います。
更生管径730mm未満は裏込め注入時の更生管の浮上り防止のため、更生管内に金属チェーンを引き込み、下水を利用もしくは給水車にて充水します。

3.裏込め注入

本工法用に開発した裏込めモルタルを注入します。注入前に取付管用水栓を取付けます。
管口はシールして裏込め注入管を設置します。

裏込め材

専用に開発した裏込め材で、硬化後の耐久性に優れ安定した強度が得られます。水中でも分散せず、水を押し出しながら細部まで注入できます。

4.取付管穿孔

取付管口を削孔し、既設取付管と接続します。

実績

R2までの実績