オメガライナー工法とは
あらかじめ工場でω状に折りたたんだ形状記憶性能をもつ硬質塩化ビニル管を既設管内に引き込み、蒸気で加熱することで円形に復元し圧縮空気により既設管と密着させ強固な自立管を構築する工法です。
特長
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1
加熱のみで円形にスピード復元。
安全・確実な管路更生スピーディーで容易な施工性。工期短縮とコスト削減が可能です。有機溶剤を用いないため臭気が発生しません。
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2
建設技術審査証明にて
既設管追従性が認められています。地盤変位等にともなう既設管への追従性を有しており、耐震性に優れます。
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3
更生管材初のⅠ類認定適用資器材
(公社)日本下水道協会の認定工場で製造されており、品質が安定しています。
日本下水道協会の新規格「下水道熱形成工法用硬質塩化ビニル更生管」(JSWAS K-19)で「オメガライナー工法用パイプ」が更生工法初のⅠ類資器材に指定されました。
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4
取付管の更生ができます。
既設管の曲りや段差にシワなく追従。取付管のみの更生も可能です。
施工手順
非開削かつスピーディに施工完了。老朽管を安全、確実に、強固な新生塩ビ管路に更生します。
1.既設管への引き込み
マンホールよりオメガライナーを既設管に引き込みます。ドラム巻き長さは50m以上(呼び径により異なる)で、1スパンを無接続で引き込み可能です。
2.蒸気加熱で円形復元
ボイラーユニット車よりオメガライナーの内部に蒸気を送り込みます。蒸気によって加熱されたオメガライナーは形状記憶効果により円形に復元します。
3.圧縮空気により既設管と密着
円形復元後、低圧の圧縮空気(0.03~0.20MPa)を送り込むことで、既設管内面に密着します。低圧をかけたまま空気で冷却することにより、完全に密着して、耐久性、耐食性に優れた塩ビ管による更生管路が完成します。
ロングスパンの施工が可能で、曲がりや段差にもフレキシブルに対応。
50m以上のロングスパンにも対応(呼び径により異なる)。接続部のない水密性に優れた一体管路がスピーディに構築できます。また、既設管の曲がりや段差にもフレキシブルに対応します。
臭気の発生・火災の心配もありません。
更生材料に有機溶剤を使用していないため、臭気対策や火災等の心配がない安全な工法です。
団地、繁華街等には特に向いている工法と言えます。
4.圧縮空気により既設管と密着
取付管口を穿孔し、既設取付管と接続します。